■野性蘭を育てるのは難しいのでは? と感じられる方も多いと思います。確かに、品種によって、特に野性蘭の女王といわれる「アツモリ草」のように、事前にしっかりとした知識を身につけていないと難しいものもありますが、「シラン」のように花壇や畑の隅にでも育てられる丈夫な蘭もあります。育てやすいか、育てにくいかというのは千差万別で、結局、環境(温度、湿度、日照、風通し)と深く関係するようです。

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<用土>水はけや水もちのよいものが理想的です。水はけのよい土の基本は、鹿沼土と赤玉土の混合土です。応用範囲が広く多くの山野草に使えます。一方、品種によっては、水もちのよい、水ゴケ植えが適していたり、ケト土植えや荒木田植えが適しているものもあります。用土を混ぜたりするのが、面倒な方は、手軽な山野草用の土などを用いるとよいでしょう。
●ケト土植えは粘性で保水性が高いので、浅い容器に最適ですが、ケト土に、赤玉土、富士砂、細かく切った水ゴケなどを混ぜて通気性と排水性を高めておきます。
●荒木田植えは荒木田土で隙間なく植え、かん水で流出しないように表面にハイゴケ等を張り、木綿糸でぐるぐる巻きつけます。
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<容器>植物と器の組み合わせは自由で決まりはありません。洒落た和物の食器を代用したり骨董ショップの器などはおしゃれですね。ただ鉢の底の中央部が盛り上がっていて、水がたまりやすい器、逆に底が真っ平らな器は水はけが悪くなるので避けましょう。また底穴が開いていない容器の場合は、穴を開けやすいものでないと使えませんので気をつけます。

■野性ランを育てるのは初めてという方のために、日本春蘭、サギソウを例として、簡単に完成する植え方のご説明をいたします。